配色の感情効果

色にはそれぞれ感情効果がありますよね。

たとえば、赤の感情効果は、一般的に「興奮」「元気」「情熱」などです。
また、青の感情効果には、「沈静」「落ち着き」「信頼」などがあります。

このように、色の感情効果というと、一般的には赤や青などの単色のイメージを語ることが多い気がします。

でも、でも、です。世の中、赤一色とか青一色とか、単色だけを見る場はまずないでしょ!

そうです。人の顔を想像してみてください。顔の肌色の周りには、黒や茶色などの髪の毛の色があったり、顔の肌色の中には、眉の色、目の色、ほほの色、唇の色もあります。
私たちが人の顔を見るときは、顔の肌色だけでなく、それらいろいろな色を同時に見ているのです。

このように、ものを見るときには、それ一色で見るという環境はほとんど存在しないのです。

ですから、ここでは、単色ではなく、配色の感情効果を考えることにしましょう。

下の赤を使った配色例を見てください。

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赤に白を配すれば、軽快感が出たり、すっきりした印象になりますね。
逆に、赤に黒を配すれば、力強さやたくましさ、重厚感が出るはずです。

このように、同じ赤でも配する色によって感情効果が変わるのです。

今の図のような色のカードの組み合わせでイメージされた配色を、実際の物に置き換えて考えてみると、その感情効果が活用できることがもっとわかります。

これが広告デザインだったら、ファッションだったら、プロダクツデザインだったら?と想像すると、具体的な「ものづくり」や「ファッション表現」のイメージが膨らみます。

例えば、メガネのフレームで考えてみましょう。
赤いフレームに白いツルだとポップで明るいイメージのメガネ、黒いフレームに赤いツルだとスタイリッシュで強いイメージのメガネになりますね。

また、チョコレートのパッケージデザインだと、赤と白の配色だと明るく軽く甘いイメージ、赤と黒の配色だと、格好よさや渋さ、ビター感を感じます。

メガネもチョコレートも、どんな人に買ってもらいたい商品なのかというターゲットに合わせて、配色の持つ感情効果を利用することができます。

色の配色って重要ですね。

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