マネキンの服は誰が着る?

今日は2012年も折り返しの7月1日です。

気がついたら、この仕事を始めていつしか22年目突入です。
この間、多くの方とお会いしてきました。

そんな中で一貫して思うことは、いつの時代でも人は、「調和」や「バランス」を求め続けている動物だということです。

「色」と「人」との調和をテーマにしていたパーソナルカラーの提案を主にしていた時もそうでしたが、「ファッション」と「人」との調和を提案するようになった現在は、ますます「調和」と「バランス」がキーワードになってきました。

「人」を司っている要素は多岐に渡っています。
このブログでは、「人の個性」をいかにビジュアルで表現するか?「内面的な要素」=「個性」を表現する。Personality(個性)のImpression(印象)を Expression(表現)する。
これをテーマにしてあらゆる角度でお伝えしたいと思っています。

さて、今日はデパートのマネキンのファッションコーディネートについて書いてみたいと思います。

マネキン仕事柄、よくデパートに行きます。

そこで不特定多数を想定したファッションコーディネートを見るにつけ、感じることがあります。

このマネキンの洋服を着る人は誰?誰に着せたらマッチするだろうか?

そんな角度からみると、どうもピンとこないことも多くあります。

もしかして、そこにコーディネートされたファッションの、それぞれのアイテムの組み合わせは自体はよいかもしれません。
あのアウターとボトムとインナーとの相性は良いし、小物もそれなりにトレンドも入れ上手く着せてある。

そう思うのです。
しかし、しかし・・・・。

着る方の顔が見えないのです。
もちろん、年齢層やシーンや季節は見えます。
ただ、個性を持った人間として、具体的な「顔」が浮かびません。

ファッションには「どんな個性を持ったどんな人が着るのか」が必須であるとと思います。

マネキン年齢は30代、シーンはカジュアル、体型は細身、季節は夏などの要素に加えて、どんな雰囲気でどんな趣味がある人なのか?という「嗜好感性」を含んだコーディネートを提示されると、見る人はすぐに「これこそ、私のためのファッション!」と反応できるのではないでしょうか。

今より、もう少し踏み込んだコーディネートが必要とされているのではないかと思うのです。
お店の側には、お客様のターゲットを絞りすぎて間口を狭くしてはいけないのでは、という思いもあると思いますが、こうした見せ方をすることで、共通の個性を持つ人が集まり、長い目で見れば、そのお店の末永いファン(顧客)となっていくのではないかと思います。
もっと踏み込んだ提案をしているショップやブティックを探しているのは、私だけではないはずです。

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